初代“SHIZUKU”
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ホーム > トピック「“SHIZUKU 2016”」〔2016.07 記〕
楽器制作を生業にしはじめて今年で10年

その記念にと数年前から企画していたのが

はじめてつくって販売した第1号モデルの復刻版のお届けです

この期間つちかった技術や感性も盛り込んで改良して

専用ケースもチューニングレンチもすべて手作りをセットでご提供

10周年にちなんで価格も税込10万円そして制作数も10台限り

当時本体のみで8万5千円そこから進化してのこの設定は

ここまで当工房が歩んでこれたことへの感謝の気持ちです

◎ カタチが多弦ライアに似ていますが半音弦のないダイアトニックで、ちいさなライアとしています。
  もちろん左手で操作する「ライア」の定義の合っていますので、左手を使う奏法も可能ですね。

◎ 音域は“NODOKA”の丸々1オクターヴ下なので“NODOKA alto”や“COZUE”と同じですが、
  形状や音色によって雰囲気が違っていて、ライアのその原型の「竪琴」という存在がとてもします。

◎ 専用ケースは多弦の“SAKURA”や“KANATA”と仕様はまったく一緒で、ちっちゃいの。
  内部のコットン布地は仕入によって代わりますが、青か水色系の落ち着いた柄で統一しています。

◎ 10周年記念のこの作品から、制作するすべての楽器の塗装をカシュー漆[うるし]で施しています。
  本漆とは違いますし楽器塗装によく使われていて、たくさんある色種から一番透明度の高いのを選び、
  塗り重ねるとビッカビカになりますが、数回擦り込んで木の風合いを残している仕上げです。

当工房ではライアと表記していますけれど、

ライアーは「静かなる楽器」というのを守っていきたい、のです。

大型化すると、撥弦のエネルギーが変わりますから「静か」は かなり難しく

また背景や存在に気をとめず自分よがりでいると、それは騒がしさに繋がります。

じゃあ、そうではない、そういうふうに出来ない楽器をつくれないだろうか、

あの澄んだ音色をこの手元で奏でたい、その想いが制作の始まりでした。

“NODOKA” や “SHIZUKU 2016” のようにサイズが小型の弦楽器は世界中に存在しています。

大概が古楽器の部類か、あるいは子供用で、

古楽器は楽器のルーツですので 音を飛ばす発達をしていき音量も増え、

子供用はその楽器を簡粗なモノにしているように思います。

「静か」で「ちゃんと」している「楽器」を 探したんですけど見つからず、

試行錯誤で制作し続けていると、コンセプトとともに独自性が現れてきます。

ライアー特有の煌めきを切り取るように 手元に小さき存在として置いた

それが “ちいさなライア” という弦楽器です。

ちいさなダイアトニック13弦ライア
サイズ/高さ 36 cm × 横幅 26 cm ×
     厚さ ピン含
5.5 cm
音 域/g - e''
重 量/約 800 g 前後
本 体/エゾイタヤ(イタヤカエデ)、アカエゾマツ
塗 装/カシュー漆[うるし]、自家製ミツロウ
ピッチ/推奨 432 Hz、440 Hz
付属品/専用ミディアムケース、チューニングレンチ、
     取扱説明書、シルク、ガーゼハンカチ

価 格/100,000円(全セット/税込)
※専用ケースの重量/約 550 g
“ SHIZUKU 2016 ” しずく 〔復刻改良版〕
※写真はSAKURAのケースですが
 イメージとしてこんな感じです
以前“NODOKA”の紹介のときにも載せました“ちいさなライア”のことをまたどうぞ

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